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恋の罠

第4章 空の想い


自宅に着いた途端すぐさま自室に向かい中に入る
自室に向かう途中、空の姉・海が声をかける
が、空は海の声を無視して自室に篭る

「空、おかえ…あら?部屋の中に入っちゃった
なにかあったのかしらね?」

海は弟の空が心配になり部屋をノックする

「空?海だけど…ちょっと話できる?」
「…」ガチャ

静かに扉を開ける空
海は部屋の中に入り椅子に腰掛ける

「…空、なんかあったでしょ?
いつもの空と違うから心配で…」
「…今日、心に逢った」
「えっ?心ちゃん?…って空の彼女だった人よね?
懐かしいなー、あれから3年だっけ?
あの頃は可愛かったから今も相当可愛いんだろうな
ん?でもなんで落ち込んでるの?」
「…弟クンとキスしてるのを偶然見てしまって…
どうしたらいいんだ?
苦しいけど未だに俺は一途に想ってるんだ
連絡先を渡したけど実際、連絡来ないかもしれない
もしかしたら他に彼氏や好きな人がいるかもしれない…」

今日の出来事を全て話した
空の発言に驚く海…だがしばらく考え込み空に言った

「今でも好きならアタックするのみよ!
あの頃も猛アタックして付き合えたんでしょ?
私が思うに心ちゃんは空のことちゃんと
覚えててくれてたんだと思う
だって空の名前を言ってくれたんでしょ?
もし好きな人や彼氏がいたなら奪っちゃえばいい」
「…そんなことしていいのかな?
他にもライバルいそうなんだよ」
「そ、それもそうね…うーん
まずは自分の想いをちゃんと伝えたらいいと思うよ
それに…さっきからライト光ってるよ?
見てごらん」

海にそう言われ空は慌てて画面を見る
受信がきており相手は心だった

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