第1章 バースデーパーティー
ケーキを切り分けると、激しいバトルが始まった。
青峰「おい、一番デカいのよこせ」
紫原「峰ちんズルいーオレにちょうだいー」
黄瀬「2人共ズルいッス。オレも欲しいッス」
緑間「お前達子供ではないのだからやめるのだよ」
赤司「じゃあオレはこれをもらおうかな」
黒子「赤司君まで僕の誕生日だということを忘れてませんか?」
何故か一番大きいのを取り合う男子達。と言っても1切れの大きさにほとんど差は無い。しいて言えばチョコプレートの乗ってる1切れが気持ち大きいかもしれないくらいだ。でも今日はテツヤ君の誕生日だからテツヤ君が主役。チョコプレートの乗ってる1切れを紙皿に乗せると、テツヤ君に差し出した。
穂波「はい、テツヤ君の分ね」
黒子「ありがとうございます、穂波さん」
後はイチゴの乗ってる3切れをそれぞれ紙皿に乗せて、一つは自分用、残り二つを桃井さんと緑間君に渡す。
穂波「はい、これ桃井さんと緑間君の分ね」
桃井「あ、ありがとう」
緑間「いいのか?小坂」
穂波「いいのいいの。自分だけ大きいの食べようとする人達は小さいので十分」
ギャーギャー騒いでいた3人がぴたりと静かになる。赤い髪の人がにこやかに話しかけてきた。
赤司「それにはオレも入っているのかな?」
ひぃぃぃぃーっ‼︎笑っているけど目が笑ってない…超怖いんですけど。大丈夫じゃないじゃんテツヤ君…。