第2章 大好き!【ソーマ/甘】
私ことは衛生兵の新人隊員
そろそろ2週間になるんだけどまだまだその肩書きは消えそうに無いです
私は最近ある人にアタックしています
『おはよう!ソーマさん!』
第一部隊のソーマさん、見かけるとアタック(物理)するように心がけています
でも最近ソーマさんも徐々に慣れてきたようで
『うっ‥‥』
地面とこんにちはもしばしば
「いい加減しつこい、諦めろ」
『ソーマさん冷たい‥‥』
「‥‥そろそろお前も2週間なら解るだろ
死にたくなければ近づくな」
ソーマさんが気にしてるのはこの前のエリックさんのことだろう
‥‥目の前で戦死してしまったらしい
『もー!ソーマさん初めてあった時からそればっかり!
貴方はなんにもわかってない!』
「良いから近づくな」
『嫌です!ソーマさんがどう思っても私はソーマさんと居たいの!』
「お前‥‥馬鹿が、」
『馬鹿だよ、でも相手の気持ちも考えずに突き放してばっかのソーマさんの方が馬鹿だよ』
「‥‥すぐ死ぬような奴は居ても邪魔なんだよ」
『ふふん、そう来ると思いました
私は新米といえど衛生兵!回復が私の仕事ですので!』
「‥‥屁理屈が、」
『という訳で、ソーマさん、おはようございます!』
いつものように飛びかかる私‥‥
ぎゅっ
「ちっ、」
『ちっ、‥‥とか言っても知ってますよ
今ソーマさんがよけようとしなかったこと』
「‥‥気まぐれだ」
『うへへ、ソーマさん!好きですよ!』
「‥‥そんな奴がたまにいても悪くない、か」
『え、なになに?デレですか?』
「うるせえ、
‥‥‥‥死ぬなよ」
『‥‥!
ふふっ、あったりまえですよ!』
そんな貴方が‥‥大好きです!