第3章 水槽
厳重な部屋にあったものは形は違うが丸い水槽と中には胎児のように身体を丸めている女の子がいた
整った美しい顔、雪のように白いきめ細かい肌、ピンク色の唇、綺麗な長い白い髪、まつ毛まで白い…。
こんな子が現実にいるのか…と驚きを隠せなかった
林「…ビックリするくらい綺麗な子でしょ?名前は白(ハク)…こん子は珍しい竜ん擬人どす」
睦「竜の擬人?(白いツノがはえてる…)」
林「水神として崇めたてられ、げんがええ(縁起がいい)もんされる。竜はどん擬人よりも優れ、どん擬人よりもそん血と肉は万病に効く薬となる…おんなじもんは存在しぃひん。そん為に狙われることが多い」
睦「狙われるって;物騒な話だな」