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旦那はどの子をご所望で?

第4章 便利屋


瑠「さぁ、こっちよ」

後ろから瑠夏の声がした
睦月たちは一斉に後ろに視線を向けた

嘉「うわぁ…」
尾「ほぉ〜」

椿「ふふ、可愛いでしょ?」

椿に背を押されながら来たのは恥ずかしそうに下を向く白だった
椿にもらったお古の着物

白から淡い赤の桜柄のグラデーション
帯は白く、桜柄の帯締めが。

瑠「可愛いでしょ!ねっ?睦月」
睦「あー?…あぁ。いいんでない?」

瑠「ちょっと!!女の子になんて態度なのっ。いるわよね〜、こういうデリカシーのカケラもない男。女子に速攻嫌われるのよね」

睦「うるせーな。いるよな、お前みたいな典型的な女子。男子にちょっとうざがられるんだよなー」

瑠「な〜にをぉおお!」
嘉「まぁまぁ。二人とも…;」

椿「本当、二人とも仲がいいのね」
睦・瑠『仲良くない』

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