第2章 コンビニの帰り道…
睦「うわっ!!びっくりしたぁ;…あっ、あんたさっきの」
再び後ろから声をかけられ、振り返ると
立っていたのは先程、心配をして声をかけてくれた若い男だった。
林「僕はそん‘‘擬人”屋をやっとる林檎(リンゴ)と申します」
ぺこりと浅く頭を下げると嘘くさい笑顔を浮かべた。
それからずっと林檎は胡散臭い笑顔を顔にはりつけた
睦「擬人屋…」
林「気になるならば入ってみます?ホットコーヒーでも出しますよ」
睦「…ああ。頼むよ;」
芯まで冷えてしまった身体
そんな身体に何か温かい物を入れたかった睦月はホットコーヒーにつられて中に入ることに…
店の扉を開けると客が来たことを知らせるベルが鳴った
チリーン…
林「…おいでやす」