第2章 コンビニの帰り道…
ーーーー中に入ると真っ先に電気のスイッチをつけた
パッと明るみになる店内は四畳ぐらいの広さで壁際の真ん中には少し大きなレジカウンターがあった。
そしてレジカウンターが置いてある両側には奥へと続く入り口があった。しかし中が見られないように長い暖簾が掛かっている
右側の暖簾は『梅』
左側の暖簾は『桜』の絵が書いてあった
睦月は違和感を覚えた。その違和感はすぐにわかった
しかし、睦月はコーヒーで頭がいっぱいでその違和感を伝えるのを後にした
林檎は『梅』が描かれた暖簾をくぐり、2分くらいして戻ってきた。そしてコーヒーが入ったカップを睦月に渡した
林「はい」
睦「どうも…《ズズッ》…ハァ」
一口飲んだコーヒーが芯から冷えた身体に染み渡る。
もう一口飲んで話を切り出した
睦「なぁ、本当に店か?品らしいものが見当たらないぜ?」
林「ンッフフ…さぁ、こっちに」