第8章 それは、善悪逆転する。
シロSide―――――――
エンジェルとの戦いの後、とりあえずネコに戻った。
六魔将軍が全滅した事によって、ブレインの裏の顔・・・六魔将軍のギルドマスター、ゼロが現れた。
ゼロ「小僧ども・・・随分とうちのギルドを食い荒らしてくれたな。マスターとして、俺がけじめつけさせてもらうぜ。」
シロ「・・・ルーシィ、ハッピー、下がってた方がいいかも。」
ルーシィ「でも・・・!」
シロ「魔力、ないんでしょ?」
ハッピー「で、でもシロだってネコだよ!?」
ルーシィ「!・・・。」
ゴゴゴゴゴッ・・・と、地面が揺れている。
ルーシィ「魔力で・・地鳴りが・・・!?」
グレイ「燃えてきただろ?ナツ!」
ナツ「こんな気持ち悪い魔力、初めてだ!!」
ゼロ「・・・そうだな。まずはこの身体・・ブレインを痛めつけてくれたあの坊主から・・・消してやる。」
そう言ってボク達を助けたが為に気を失っているジュラさんに魔法を放つゼロ。それを、グレイが必死に止めている。
グレイ「動けない相手に攻撃すんのかよ!!テメェは!!」
ゼロ「あぁ?何寝言言ってやがる。」
しかし、グレイの氷の盾はゼロの攻撃に耐えれず、グレイとジュラさんの身体が飛ぶ。
ナツ「おっさん!!」
ルーシィ「グレイ!!」
ゼロ「動けるか動けないかは大した問題じゃねぇ。形あるものを壊すのが面白いんだろうが。」
ナツが攻撃を仕掛けるも、吹っ飛ばされる。
ハッピー「そんな・・・!(涙」
ルーシィ「・・・っ!」
ルーシィは、恐怖で動けないようだ。
ゼロ「・・・あぁ?・・フッ・・・。」
ゼロはこっちに攻撃してきた。
ルーシィ「・・・!?シロ!?」
ハッピー「・・・えぇっ!?シロ!?あの女の人が!?」
ボクはまた、“ボク”に戻った。
ゼロ「!ほぅ・・・封印魔法でネコの姿になっていただけか。」
シロ「・・・。」
ゼロ「暇つぶしくらいにはなりそうだな。」
シロ「・・ほざいてなさい。」
ボクと、ゼロの戦いが始まった。