第8章 それは、善悪逆転する。

ブレイン「何故私はブレインというコードネームで呼ばれているか、知っておろう？私はかつて魔法開発局に所属していた。その間に我が知識を使って作りだした魔法は・・・数百にも及ぶ。その一つが・・この自立崩壊魔方陣。」
俺「・・・！」
ブレイン「私がうぬに教えたのだぞ？ジェラール。」
ジェラール「・・・！？」


俺「ニルヴァーナに近づくな！！」
エルザ「レン・・・？」
ブレイン「・・・解除コードがなくとも魔方陣を無効化することが出来るのだよ、私は。」
エルザ「なっ・・・！？」
ジェラール「そんな・・・！」


俺「・・・俺が組み込めば、解除出来ないんだよな・・！」スッ・・・
ブレイン「！コブラ！！」
コブラ「了解、キュベリオス！！」
キュベリオス「ｼｬｰｰｯ!!!」バッ
俺「っ！」



どぉんっ！とキュベリオスの攻撃を受けて壁まで飛んだレン。


エルザ「レン！！」
ブレイン「・・・魔力がほぼない状態であってもなお、魔法を使おうとするとは・・。末恐ろしいな。」
ジェラール「レンっ！！」


レンに駆け寄るジェラール。


エルザ「・・・これが・・。(あのジェラールだと言うのか・・・？)」



ブレイン「目覚めよ、ニルヴァーナ！！」


地面が揺れ、壊れ始める・・・。


エルザ「ジェラール！！レン！！」
ジェラール「エルザ！！」
























・・・どうやら、また俺は気を失っていたらしい。
・・・最近俺、気絶してばっかりじゃないか・・？・・・それに・・これは・・・。


俺「・・・ジェラール。」
エルザ「！レン、気がついたのか？」


またもジェラールにお世話になったようで。もう本当申し訳ない。



俺「・・・此処は？」
ジェラール「ニルヴァーナだ。」
俺「・・・あぁ、そうだっけ。」
エルザ「・・・レンは、ニルヴァーナを知っているのか？」
俺「さぁ？どうだろう。・・・ところで、そこに立ってるのは・・寝てた奴、という認識でいいのか？」
エルザ「！」
「流石は絶対神・・・魔力がない状態なのに僕に気がつくなんて。」
俺「お生憎様、目はいいんだ。」
エルザ「ミッドナイト・・・！？」