第8章 それは、善悪逆転する。
シロ「天を測り 天を開き あまねく全ての星々
その輝きをもって 我に姿を示せ テトラビブロスよ
我は星々の支配者 アスペクトは完全なり
荒ぶる門を解放せよ・・・。」
突然、シロを中心にたくさんの丸い何か・・・星が現れた。
ルーシィ「何?何なの??」
ヒビキ「ルーシィ!!」
エンジェル「な、何・・・!?カエルム!早く!!」
ヒビキに手伝ってもらって、川から出たアタシ。
シロ「全天88星・・・光る! ウラノ・メトリア!!」
同時に、シロの魔法が発動した。
エンジェルの身体が、川に沈んだ・・・。
ルーシィ「シロっ!!アンタ・・何で・・・!?」
シロ「・・・ルーシィ、アレ。」
シロの指さす先には・・動いているイカダ。
ルーシィ「Σナツ!!!」
ヒビキSide――――――
ルーシィがナツくんを追いかけて行ったのを見て、シロがこっちへやってきた。
シロ「・・・随分な傷ね。」
なんて言いながら、シロは僕の怪我を治してくれている。
ヒビキ「・・・君の本来の姿は、その姿なんだね。どうして君は普段ネコなんかに・・・。」
シロ「・・・僕がお願いしたから。」
・・・お願いして自分の姿を変えてもらえるなんて・・。
ヒビキ「・・・その封印魔法は、使用出来る魔法すらも封印する魔法だね?高度でかなり魔力を消費する。一人で出来るような人を・・・僕は一人しか知らない。」
そう言うと、シロは辛そうに笑って、言った。
シロ「誰にも言わないでね。貴方のマスターにも。・・・カレン・リリカにも。」
ヒビキ「!」
シロはルーシィ達の流されて行った方に飛んで行った・・・。