第6章 それは、雷鳴の響き。
シロside――――――――
シロ「ルーシィ!!!」
ルーシィ「シロ!?」
シロ「受け取って!」
ボクはルーシィにカギを投げた。ルーシィがカギを受け取ったのを見て、ボクは飛びあがってレンを探す。
いろんなところが壊れてる・・・。
『どうしてお前じゃなくてレンが連れて行かれたんだ・・・!!』
『このままじゃレンが死んでしまう・・・!!』
やめろ・・・。今思いだしちゃダメだ・・・!
『レンっ!レン!!しっかりしてレン!!』
『レン、お前は私達の大事な大事な子なんだよ。』
『お母さん・・・お父さん・・僕は此処だよ・・・?』
シロ「やめろぉぉぉぉおぉぉおおっ!!!」
カナside―――――――
突然、痛みがなくなった。
前を見ると、長い白髪の女の人が立っていた。
フリードも、驚いてる様子だった・・・。
フリード「だ、誰だお前・・・!?」
「・・・殺す。」
フリードに容赦なく攻撃を仕掛ける女の人。フリードは剣で、女の人は素手で攻撃をずっとしている。
フリード「闇の文字!“痛み”!!」
「絶対防御。・・・天体魔法、七星剣・・グランシャリオ!!」
女の人はいとも簡単にフリードの攻撃を止めてフリードに攻撃を食らわせる。
フリード「グ・・・ッ!!」
「・・・。」
女の人の顔はこっちからは見えない。だけど、フリードの顔はこわばっている。
「カナっ!!!」
カナ「!ミラ!!!」
ミラと傷だらけのエルフマンがこっちへ来る・・・!
「!」
女の人がこっちを一瞬振り向いて、そのまま姿を消してしまった・・・。
カナ「・・・あの人は一体・・。」