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輝やく闇【男主】

第6章 それは、雷鳴の響き。




俺「あー・・・一体なんだってんだ。俺男だし。何でミスフェアリーテイルコンテストに・・・?」



外が・・やたらと騒がしいな。



俺「・・・何かあったのか?」



外に出ようとしたが、出れなかった。



俺「見えない壁・・・チッ。術式か。」
「レン様っ!」
俺「ダリア?窓からどうした??」
ダリア「大変なんです!ミラ様達が石像にされてしまって・・・!!」
俺「石像!?」
ダリア「雷神衆という方々があの後やって来られまして・・・3時間以内に彼らを見つけなければ石化された方たちを砂にしてしまうと・・・!」
俺「・・・そうか。その中に術式使いの奴がいたのか・・・。」
ダリア「申し訳ありません・・・私では術式を解くことは・・。」
俺「・・・いや、問題ない。」



俺の家の周りに張られた術式がぽろぽろと落ちて行く・・・。

ダリア「!これは・・・!」
俺「自立崩壊魔方陣。術式にも通用するだろう。」
ダリア「流石ですわ!レン様!!」
俺「・・・それで?石化させたのはどんな奴だ?」

俺は窓から飛び出して屋根の上を駆けだす。その後ろをダリアが追いかけてきている。


ダリア「緑色のワンピースを纏った女性で、眼鏡をかけている女性ですわ。」
俺「・・・相手は人間だけを石化した・・。つまり、ダリアには効果がないんじゃ・・・。」
ダリア「!そうでしたわ・・・!あぁ、何で先ほどまでにそれに気付かなかったのでしょう・・・!?」


俺「・・・アレか?」
ダリア「!そうですあの方ですわ!!」


「・・・ウッソ!?フリードが術式をかけたハズよ!?何でアンタがここに!?」
ダリア「名前は確か・・・エバーグリーン!」
俺「エバーグリーン・・・ね。どうでもいいけど、石化解いてくれないか?」
エバ「嫌よ。・・・この目を見なさい!」
ダリア「!レン様!!」



ダリアが咄嗟に目を隠してくれたおかげで石化せずにすんだらしい。


エバ「チッ・・・!怪物が!!」
ダリア「・・・。」



俺「・・怪物・・・?」
エバ「邪魔しないで頂戴!この・・・化け物!!石化した奴らがどうなってもいいって言うの?」
ダリア「!ミラ様・・・!」


頭の中の何かが切れた。



エバ「・・・ガハッ!?」


エバーグリーンは何が起こったのかわからずに吹っ飛ぶ。


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