第6章 それは、雷鳴の響き。
「エントリーナンバー7!!・・・おやぁ?この人は違うような・・・?」
ミラ「ほら、出番よ!」
俺「うわっ!?」
よくわからないままミラに引っ張られて着替えさせられてどこかで待機させられて・・・今現在ミラに押されて何故かステージ上に立ってる俺。
俺「・・・は・・?」
「レン・デュオグランツ!!この人男なのになぜエントリーが許可されているんだ!?」
俺「エントリーした覚えもないわ!」
うぉぉおぉおぉおおっ!!わあぁぁぁあああっ!レン様ぁぁぁああっ!!
ルーシィ「レンーーーー!?って何この人気!?」
俺「えーっと・・何すればいいんだ?」
「自己アピールをどうぞ!魔法とか。」
俺「魔法・・・あ。」
俺は魔法で水蒸気を集めて水に変えてシャボン玉のように小さくしたのをたくさん宙に浮かべる。
そして、それをはじけさせると水がキラキラと照明を反射して光る。
マカロフ「レンー!綺麗じゃぞーー!」
エントリーさせたのはマカロフかよ・・・!って・・・
俺「あー・・・水多かったかも・・・。」
借りものの服って事忘れてた。かなりビショビショだ。髪も濡れて雫がポタポタと・・・。
きゃぁぁぁあぁぁああっ!うぉぉおぉぉおおおおっ!!
おい、客の一人が倒れたぞ!こっちもだ!!
「何という事でしょう・・・あまりの絵になる美しさに観客が卒倒していきます!!ちなみに私も卒倒しそうです!」
とりあえず司会の人に許可をもらってステージから出る。あ、ステージに落ちた水はダリアが回収してくれた。良かった。
俺「あー・・・着替え取りにいかねぇと。」
俺はそのままギルドを出て着替えを取りに行った。