第6章 それは、雷鳴の響き。
ダリアが海から湖に入っていってギルドの前まで来れた。海水じゃなくても大丈夫らしい。
陸に上がり、ダリアは水を浮かばせてふわふわ浮いている。シロは抱っこをせがまれたので抱っこ中。道行く人々にこっちを凝視されているような・・・。
俺「ただいまマカロフ。」
ナツ「あ、レンおかえr・・・えぇぇぇええぇぇえ!?」
グレイ「うるせぇぞナツ!・・・レン!?それに・・・人魚?ということはセイレーンか!?」
ギルド内は凝視どころか大はしゃぎだ。
マカロフ「おぉレン、シロ、戻ったのか。・・・その斜め後ろにいるめんこい人魚は?」
シロ「セイレーンのダリアだよ!妖精の尻尾に入りたいんだって!」
ダリア「あ、あの・・・ダリアと申します・・!」
ミラ「あら、可愛い子ね。マスター、いいですよね?」
マカロフ「うむ。構わんぞー。」
ダリア「!ありがとうございます!!」
マカロフ「まさか仲良くなって帰ってくるとはのぅ・・・。」
俺「あんなにいい子だとは思ってなかったんだけどな。どうしてもって言うから。」
マカロフ「あの子の家はどうするつもりじゃ?普通の家では困るじゃろう?ここにはプールがあるからええものの・・・。」
俺「まぁ、俺が引き取ってきたわけだし・・・何とか俺のとこの管理人にお願いしてみようかな・・。」
ダリア「レン様ー・・・紋章は後日という事になってしまいました・・・。」
俺「あ、そっか。今収穫祭中だから・・・。」
ミラ「そうなの。ハンコ片づけちゃってて・・・。」
俺「でも、許可は貰えただろ?良かったじゃん。(微笑」
ダリア「は、はい・・・!////」
ミラ「あ、そうだレン!レンに出てもらいたい出し物はもうすぐなの!一緒に来て!」
俺「え?あ・・・え?」
シロ「いってらっしゃーい!頑張ってね!」
ダリア「レン様!私も応援していますわ!!」
爽やかに送りだされた。一体何なんだ。というかダリアはよく分かっていない状態で送りだしたな・・・。
ミラ「レンは7番よ!楽しみだわー♪」
・・・一体何が始まるんだ・・。