第5章 それは、大きな塔だった。
海の上をただいま飛んでます。さっきまではアクエリアスに送ってもらってたんだけどねー・・・ルーシィに呼ばれたみたいだ。仕方がないので自分で飛ぶ事にした。出来るだけ魔力の消費したくなかったんだけど・・・。
俺「はぁ・・・。・・・あ、見えてきた。」
楽園の塔。
ルーシィside―――――――
アクエリアス「ついさっきまでレンといれたのに・・・!何してくれとんじゃ小娘。あぁ?」
ルーシィ「ご、ごめんなさい・・・!!」
アクエリアス「せっかく海の上でデートしてたのに。あ?調子に乗るなよ小娘。」
ルーシィ「デ、デート!?彼氏がいるのにお兄ちゃんとデート!?」
アクエリアス「・・・アンタ知らないの?アンタがお兄ちゃんと慕ってるレンは、星霊の世界じゃあ有名なのよ。誰でも知ってる。そんな人と一緒にいれる時間なんて私達には限られてる。レンに呼んでもらわないと会えないからね。・・そんな人との時間を邪魔しやがって・・・!!」
ルーシィ「いや、もう本当、ごめんなさい。」
アクエリアス「これから2週間。アタシは彼氏と旅行だ。絶対に呼ぶな。レンがこっちに呼んでいてもだ。いいな?」
ルーシィ「はいぃぃいいっ!!」
そう言うとアクエリアスは星霊界に・・・いや、もしかしてお兄ちゃんのとこに戻ったのかな?
ジュビア「・・・レンって、凄い人なんだね・・。」
ルーシィ「・・・あ、そっか。ジュビアはお兄ちゃんと知り合いだったね。」
ジュビア「・・・羨ましい。レンに呼んでもらえる星霊が・・・!!」
ルーシィ「あー・・・ははは・・。」
そう言うジュビアが少し怖かった、なんて本人には言えないわね。