第3章 その名は、妖精の尻尾。
ミラ「あ、ねぇレンはどこかギルドに入っているの?」
俺「え?いや・・・ギルドには入ってないはず。」
ミラ「・・・じゃあ、妖精の尻尾に入らない?」
俺「・・・え?」
ミラ「マスターも、起きたらきっと同じこと言うと思うの。・・考えておいてくれないかしら?」
俺「・・・考えておくよ。」
ようやくベッドから出れた俺。マカロフ・・・しがみついてる力凄かったな・・。
ミラ「あ、お腹空いてない?今から用意してくるわ。ちょっと待っててね!」
そういってミラさんは部屋を出て行ってしまった。
とりあえずエルザさんに布団をかけて、窓から通りに飛び降りた。
俺「ハートフィリア・・・か。凄い聞き覚えがあるようなないような・・。」
ま、そのうち思い出すだろうから、リハビリがてら散歩にでも行こうかな。
1時間程度の散歩を終わらせて窓から部屋に戻ったら、ナツくんに飛びつかれました。ここの人達は手加減という言葉を知らないのかな?
俺「ナツくーん・・・?」
ナツ「何処行ってたんだよーっ!!起きたらお前いなくてビックリしたんだからな!!」
俺「ご、ごめん・・・。ちょっと散歩にね。」
ナツ「ったく・・・心配させんなよなー!」
エルザ「ナツ!そんなに勢いよく抱きついたらレンの怪我に響くだろう!」
ルーシィ「そう言いつつちょっと羨ましそうに見てる気がするのは私の気のせいかしら・・・。」
・・・あ、ルーシィにカギ返さなきゃ。
俺「ルーシィ、これ。ありがとう。」
ルーシィ「え?あ、ううん!こっちこそ、ギルドを守ってくれてありがとう!・・・レンは星霊魔導士なの?でも、それでもアクエリアスを呼んでたって聞いたし・・。」
俺「・・・あー、俺星霊と仲良くってな。誰かと契約してようと関係なく呼べるんだ。」
ルーシィ「そうだったんだ・・!凄いね!!そんなの今まで聞いた事ないわ!!」
ハッピー「レン凄いんだよ!超軽いんだよ!!」
俺「それ凄いとは言わないぞ。」
シロ「おはようレン~。」
なんだかんだで仲良く話をすることが出来た。
・・・マカロフは何処に行ったんだろう・・?