第3章 その名は、妖精の尻尾。
ハッピー「シロっ!!大丈夫!?」
シロ「ハッピー・・・!!」
ナツ「・・・レン・・!」
俺「・・・ははっ。さっきぶりだね、ナツくん。」
ナツ「・・・下がってろ、レン。」
俺「・・・ん、そうしておくよ。動けそうにもないし・・・。」
そう言うと、ナツくんの炎の量が増えてガジルと交戦を始めた。
ハッピー「レン、大丈夫?」
俺「ん・・大丈夫だよ。ほら、生きてるし。」
ハッピー「生きてたら大丈夫とかそんなレベル!?」
シロ「・・・ねぇ、ハッピー。ナツっていつもあんな感じなの?」
ハッピー「ううん。あんなナツ初めてみた。・・・でも今のナツは強いよ!」
俺「・・・そっか・・。」
・・・皆、戦ってるんだな・・。外も何かが飛んでるし・・・。・・ん?飛んでる?
俺「なぁ、アレこっちに飛んできてねぇか?」
ハッピー「え?・・・ルーシィぃぃぃいぃぃいっ!!?」
「いやぁぁぁああぁぁっ!どいてぇぇええぇぇえっ!」
かなり大きな悲鳴とともに窓を割って落ちてきた金髪の女の子。どいてって言われても・・・俺動けない。
とか思ってたら俺の上に落ちてきた。
俺「うわっ!」
ルーシィ「いったたた・・あっ!!ごめんなさいっ!!・・・!////」
俺「いや、大丈夫だけど・・・。ごめん、これほどいてくれない?」
ルーシィ「・・・え?あ、はい!!」
鎖外してくれた。それでも怪我してるから動きにくいけど、鎖で動けないよりは全然マシだね。
俺「ありがとう。・・・えっと、ルーシィだっけ?」
ルーシィ「あ、はいっ!!・・あの、レンさん・・ですか?」
俺「あぁ、そうだ。シロと一緒にいてくれたみたいだな。・・・重ね重ね礼を言う。ありがとう。」
ルーシィ「い、いえ!!むしろお礼を言わなきゃいけないのはアタシの方・・・!シロ・・!大丈夫!?」
シロ「ルーシィ、ダメじゃんちゃんとギルドの方にいなきゃ!・・・っ!」
俺「シロ、傷見せろ。治すから。・・・これ終わったら、お風呂入らなきゃな。」
シロ「・・・ごめんね、レン。ありがとう。」
俺「いいって。」
俺はシロに治癒魔法をかけた。
ルーシィ「レンさん・・・治癒魔法使えるんですか!?」
俺「まぁ・・・一応な。・・・!」
ルーシィ「?どうかしました?」
俺「外の様子が変だ・・・。」