第3章 その名は、妖精の尻尾。
ルーシィside―――
ルーシィ「カナっ!!」
カナ「!ルーシィ!?アンタ何でここに!?」
ルーシィ「隠れ家がガジルに見つかっちゃったの!!それで・・・シロが逃がしてくれて・・っ!シロがギルドにいる方が安全だって・・・!!」
マカオ「・・・それで、そのシロはどうした?」
ピンポンパンポーン...
「妖精の尻尾のみなさーん。」
マカオ「この声は・・・マスタージョゼか!!」
「いやぁぁぁあああっ!!」
ルーシィ「この声・・・シロっ!!!」
「我々の1つ目の目的は、くしくもルーシィ・ハートフィリアのおかげで達成されました。後はルーシィ・ハートフィリアをこちらに寄こしなさい。」
ルーシィ「そんな・・・っ!あの時・・・!!」
『ルーシィ!絶対に逃げてね!』
ルーシィ「シロ・・・っ!!」バッ!
カナ「!待ちなルーシィ!!アンタ何処行く気だぃ!?」
ルーシィ「シロを・・・レンを助けなきゃ!シロは、シロはアタシを助けて捕まっちゃったんだ!」
マカオ「ルーシィは狙われてんだぞ!?それに、カギだって持ってねぇ!!」
ルーシィ「けどっ!!」
ワカバ「おーいルーシィ!ロキがカギ持って来たぞー!!」
ルーシィ「え・・・?ロキが?」
ワカバ「あぁ。・・・けど、渡してすぐにどっか行っちまってよ。」
ルーシィ「ありがとう・・・。・・アタシ、行ってくる!」
カギさえあれば・・・アタシだって戦える!!
マカオ「ルーシィ!!」
ルーシィ「皆が・・・皆がアタシを守ってくれるように、シロはアタシを守ってくれた・・!今度は、アタシがシロを守るの!!」
カナ「・・・分かった。行っておいでよ。その代わり、絶対に捕まらない事。いいね?」
ビスカ「カナ!?」
ルーシィ「カナ・・・ありがとう!!」
待ってて・・・!シロ!!