第3章 その名は、妖精の尻尾。
ルーシィ「・・・へっ・・!?」
シロ「翼広げてる間にルーシィが結構落下してて・・・ごめんね。」
シロはどうやら、ハッピーと同じみたい。
ゆっくりと地面に下ろしてくれた。
ナツ「ルーシィ!!無事か!?」
ハッピー「ナツー!!オイラみたいなネコもいるよ!!」
シロ「ひぅっ!!」
突然怯えてナツ達から隠れるように私の後ろに隠れちゃったシロ。
ルーシィ「シロ??」
ナツ「・・・あれ?コイツ、さっきの場所にいた男に抱っこされてたネコじゃねぇか!?何でお前がルーシィと一緒にいるんだよ!!」
シロ「ボ、ボクが聞きたいです・・・!!」
・・・よくわかんないけど・・
ルーシィ「・・・ナツ、これほどいてくれない?」
ナツ「お、おぅ・・・。」
ナツが動くのに伴って膝の上で震えて私にくっつくシロ。・・・この子に何したのよナツ・・。
ナツ「・・・ほら、取れたぞ。」
ルーシィ「・・・ありがとう・・。」
ハッピー「オイラはハッピー!ねぇ、どうしてルーシィと一緒にいるの?」
シロ「・・・。」
ナツ「・・・おい、お前を抱えてた男はどうした。」
シロ「ビクッ)わ、かんない・・・。」
ナツ「はぁ?わかんねぇだと?」
シロ「君たちが・・・君たちが酒場で戦ってたから、レンと部屋に戻ったの!!でも・・・そこでレンが眠らされて・・ボクも気を失って・・・気付いたらここにいたんだ・・っ!」
・・・眠らされた・・?
シロ「・・・ボク達は、幽鬼の支配者じゃないから・・。」
ナツ「幽鬼の支配者じゃない?どういう事だ??」
ハッピー「ナツーとりあえず戻ろうよー。エルザの命令は撤退だったよ?」
ナツ「なっ!此処まで来て引き戻すのかよ!!?」
ハッピー「だって、ナツ一人だよ!?勝てっこないよ!」
ナツ「そんなことねぇだろ!」
ハッピー「勝てっこないよ!!」
ナツ「2回も言うなーっ!!」
ルーシィ「・・・ごめん。」
ナツ「・・・?ルーシィ??」
ルーシィ「・・・全部、私のせいなんだ。・・でも・・・私、妖精の尻尾にいたい・・っ!妖精の尻尾が大好きだから・・・!!(泣」
ナツ「・・・おい・・?どういう事だ・・・?」
シロ「ルーシィ・・・。」
ナツ「ずっといればいいだろ?どうしたんだ・・・?」
ハッピー「ナツ、帰ろう?」
ナツ「あ、あぁ・・・。」