第3章 その名は、妖精の尻尾。
俺「・・・ん・・。」
・・・ここ、何処だ・・・?
ジョゼ「気がつきましたか?レンさん。」
俺「!ジョゼ・・・!」ジャララッ!
・・・ジャララ・・?
俺「・・・どういうつもりだ・・。」
ジョゼ「貴方は記憶がない。・・・故に、貴方は自分自身の持つ魔力の膨大さにも気付いていなかった。貴方には、魔導集束砲ジュピターの魔力となってもらう事にしたのですよ。」
俺「・・・ジュピター・・?」
ジョゼ「えぇ。妖精の尻尾に打ち込むのですよ。」
俺「!そんな事したらギルドにいる人達が・・・!!」
ジョゼ「・・・何を言っているのです?“消すのが目的なのですから殺すなんて当たり前”でしょう?」
・・・殺すのが・・当たり前・・・?
俺「・・・ふざけんなよ・・。」
ジョゼ「・・・魔導集束砲ジュピター、発射用意。」
俺「ドクンッ!)うぁっ・・・!?」
ジョゼ「・・・辛いか?辛いだろうなぁ。全ての魔力を吸い尽くして妖精の尻尾に打ち込めば、どれだけ強大になることか・・・!!」
俺「ふざけ・・・ぐっ!!」
押さえろ・・・押さえろ押さえろ・・!!
ジョゼ「発射。」
全力で・・・魔力を押さえろ!!!!