第9章 それは、晴れた日のこと。

エルザ「・・・どういうつもりだ。」
シルビア「そのままの意味です・・・わ！」
グレイ「！アイスメイク、盾！！」

リヒト「！ほぅ・・・氷の造形魔法か。」
シルビア「・・・邪魔ですわね。」
ナツ「シロ！！何するんだよ！！」

リヒト「・・・氷の造形魔法、気に入りました。貴方は私のお人形に致しましょう。構いませんね？」
グレイ「何をふざけた事を・・・っ！！」
ハッピー「・・・？グレイ？？」


リヒト「グレイ、というのですか。・・・こちらへいらっしゃい。」
エルザ「！グレイ！？」


グレイは何も言わずにリヒトの傍へと歩いて行く。




リヒト「後は任せましたよ。シルビア。」
シルビア「はい、兄様。」
ルーシィ「！グレイ！！待って！！」




リヒトは、グレイを連れて部屋を出て行ってしまった。



シルビア「・・・他のギルドのメンバーを連れて来られても困りますので閉じ込めてしまいましょう。・・・“水流拘束”。」


エルザ、ルーシィ、ハッピー、ウェンディ、シャルル、ナツ、ジェラール一人一人を水球の中に閉じ込めたシルビア。


エルザ「！（これは・・・！！）」
シルビア「ジュビア・ロクサーのと同じだとは思わないで下さい。その水には意識を奪う薬を混ぜてあります。死にはしませんのでどうぞご安心ください。（ニコッ」





















エルザ達が意識を失ったと思い水流拘束を解いたシルビア。



シルビア「・・・あら、まだ意識があったのですか。」
ジェラール「ゲホッ・・・。」
シルビア「まぁいいでしょう。計画に予定外はつきものです。」
ジェラール「・・・計画・・？」
シルビア「・・・ついて来なさい。・・衛兵、この者たちは拘束をした上で牢へ。」
衛兵４「しかしシルビア様・・・そちらの青い髪の男は宜しいのですか？」
シルビア「この者には記憶がないから問題ないわ。・・ついて来なかったら衛兵に捕えられるわよ。」
ジェラール「・・・！」



シルビアは、ジェラールを連れて部屋を出て行った・・・。