• テキストサイズ

輝やく闇【男主】

第9章 それは、晴れた日のこと。


ルーシィSide――――――




ルーシィ「ん・・・あれ・・?アタシ・・・。」


・・・そうだ、シロ・・シルビアに捕まって・・。


ルーシィ「・・・って、何ここ・・牢屋?・・・カギは、やっぱりないわよねー・・・。」
ウェンディ「あ・・・ルーシィさん気が付きましたか?」
ルーシィ「ウェンディ!・・・良かったぁ。一人じゃなくて・・。」
ウェンディ「だいぶ日が暮れてきちゃいました・・・。」
ルーシィ「・・・そうだ!エルザやナツは?それにハッピーにシャルル、ジェラールも!!」

「私はここだぞ、ルーシィ。」



牢の正面を見ると、そこにはエルザと眠っているナツ、ハッピーがいた。


ウェンディ「シャルルもまだ目を覚ましてないんです・・・。」


ウェンディのそばにシャルルもいた。



ルーシィ「・・・あれ?ジェラールは何処に?」
エルザ「分からん・・・。別の場所に連れて行かれたのかもしれん。」



「お前さん達も、王女たちに何かしたのか?」


エルザ「・・・誰だ。」
「ワシは今のこの国の王のソーレじゃ。」
ルーシィ「・・・王様!?王様が何で牢屋に!?」
エルザ「・・・お前さん達“も”・・という事は、国王はシルビア達に何かしたのですか?」
ソーレ「・・・ワシだけじゃあないわぃ。」


ルーシィ「・・・うそ・・。」



牢屋の檻の傍に立って見るとよく分かった。・・・ここにはたくさんの人が収容されてる。


ルーシィ「何・・・この人数・・・!?」
ソーレ「・・・我々は罪人じゃ。」
エルザ「これだけの大人数が・・・罪人だと!?」
ウェンディ「・・・?でも・・若い人達が少ないような・・・。」
ルーシィ「・・・言われてみれば・・。」





さっきまで晴れていたはずの茜色の空が、急に暗くなってきて・・・雨が降り出した。













ソーレ「ワシらは・・・シルビア様達を苦しめておったのじゃ。」


/ 150ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp