• テキストサイズ

輝やく闇【男主】

第9章 それは、晴れた日のこと。




ルーシィSide―――――



翌日になった。お兄ちゃんがあのまま何か考え事をしていたから皆で部屋を出て家に帰ったの。



ルーシィ「・・・遅いなぁ・・。」
ミラ「そうねぇ・・・今日来ないのかしら?レン。」
ナツ「変だよなぁ、ハッピー。」
ハッピー「あぃ!いつもならもう来てるのに。」
エルザ「・・・様子を見に行くか。」




というわけで、いつものメンバー+ジェラールで見に行く事にしたの。ジェラールは、お兄ちゃんと同じ部屋に住んでるらしいから、鍵も持ってるし!・・・なんでかグレイも持ってるけど。



ジェラール「レンー?いないのか??」
ナツ「レンーーー!勝負しろーーー!!」
ハッピー「お風呂にもいなかったよー。」
ルーシィ「ホント、人ん家なのに図々しいわね!」
エルザ「・・・これは・・昨日の本だな。」
ルーシィ「あ、本当だ。出しっぱなしにしてるなんて、お兄ちゃんにしては珍しい。」
エルザ「・・・昨日、この本を探しに書店へ行ったんだ。しかし、そんな本は聞いたことがないと言われた。」
ルーシィ「その本は、ルーナ王国でしか販売がされていなかったの。たしか、アタシがルーナ王国に行った時にはもう販売されてなかったわ。」
グレイ「ルーナ王国?・・・隣の国か。」
ルーシィ「えぇ。その本の中の物語もルーナ王国の王宮の中での出来事。」
エルザ「・・・ルーシィは王宮に入った事があるのか?」
ルーシィ「えぇ。ママの知り合いが王宮にいるって聞いてたわ。・・・でも、その時の記憶はないのよね。」
ナツ「うっはー!綺麗な女の人だな!レンが女だったらこんな人なんだろうな!!」


気付いたらナツがエルザの持っていた本をパラパラとめくってとある挿絵を見て声をあげていた。


ルーシィ「ちょっとナツ!この本、ずっごい珍しいんだからね!!だい・・・じに・・。」




・・・え・・・ウソ・・。



グレイ「?どうかしたのか??ルーシィ。」
ルーシィ「この人・・・シロにそっくり・・・!?」
ハッピー「・・・ホントだ!!シロだ!!」
エルザ「・・・シロ?シロとは、レンのネコの事か?」

/ 150ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp