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輝やく闇【男主】

第9章 それは、晴れた日のこと。



ガヤガヤと騒がしいギルドに、1つの走ってくる音が聞こえた。



ルーシィ「お兄ちゃん!!お兄ちゃんいない!?それともウェンディ!!」
ウェンディ「お兄ちゃんならさっき街に頼まれ物をしに行きましたけど・・・。」
ナツ「何かあったのか?ルーシィ。」
ルーシィ「ダリアが・・・ダリアが大変なの!!家に遊びに行く約束をしてたから、遊びに行ったらダリアが血まみれで倒れてて・・・!!」
グレイ「!何だと!?」
ウェンディ「あ、わ、私すぐ行きます!!ダリアさんの家に連れて行って下さい!!」
ルーシィ「こっちよ!!」
エルザ「・・ダリア・・・。」






















俺「・・・ダリアが、怪我して倒れてた?」
ルーシィ「そうなの!ダリアの家で!!」
俺「・・・この血は、ダリアのか・・。・・ダリアは?」
グレイ「ギルドの医務室で寝てる。・・・命に別状はないそうだ。」
俺「そうか・・・。・・?」
エルザ「?どうした??」
俺「・・・シロ、いなかったか?」
ハッピー「シロ?オイラ達が来た時からいなかったよ??」
俺「・・・!!」


レンは勢いよくダリアの部屋を飛び出して行った。


ルーシィ「お兄ちゃん!?」
ナツ「レン!?」


レンは自分の部屋に入るとクローゼットを開けた。


エルザ「・・・レン?何をしているのだ?」
俺「・・・あった。」
グレイ「本?・・・随分古い本だな。」
ルーシィ「これ・・・!アタシが読みたかった歴史物語だわ!」
ナツ「歴史物語ぃ?何だぁそれ?」
ルーシィ「小さい頃に1度だけ、ママが内容を教えてくれたのよ!本はなかったから、ママのお話しか聞けなかったけど・・・。確か、とある王国の3人兄妹の話よ。」
エルザ「ほぅ・・・。」
ルーシィ「でも、このお話は実在するするお話なの。確か、その兄妹の名前もそのまま使われてたはず・・・!」

俺「シルビア・・・。」
ルーシィ「そう!妹がシルビア・ローゼンクロニカって名前の白髪の美人で・・・兄の名前は忘れちゃった。でも、このお話がどうかしたの?」
俺「・・・そっか・・。それで・・・。」
エルザ「・・・?レン??」


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