第2章 始まりの時。
優奈「ねえひどいと思わない!?」
高尾「んー、まー、でもなあ……」
帰り道。緑間は、律儀にも先輩達に入部の挨拶を
していくらしく、体育館に残っている。
というわけで、高尾と二人で帰っている。
先程の茶髪巨人の愚痴をぶちまけているのだ。
優奈「来たばかりの一年生に!轢く!轢くだよ!?
ひどくない!?」
高尾「まあまあ落ち着けよたかなっしー」
優奈「……は?たかなっしー?」
高尾「お前のあだな!いいだろー!」
優奈「いや……いいっていうか……」
中学の時と同じとは言えず。
高尾「あ、そういえば!その茶髪巨人とやらの名前わかったんだよね」
優奈「え?」
高尾「宮地清志っていうんだって」
優奈「ふーん……」
全く清らかじゃないけどね。