第1章 序章
というわけで、お風呂に入りたい。けど。
「どこここ!?」
「うわー、どこに来たんだろー」
タツキ先輩と迷子なう。
奏先輩を運んでたらいつの間にかいなくなってた。
アキラ先輩も。
「あ、朴はっけーん。」
「何やってるんですか」
「「居たー!」」
「うるさい、ここ旅館ですよ。」
「え、温泉の場所わかったんですか。」
「先生が聞いてきています。」
なーんだ。
ガラガラ!
「いぇーい、俺一番乗り!」
ずるい先輩!
「アキラ、ちゃんとかけ湯してください。」
「したしたー。」
「おーい、露天風呂あるぞー!」
なんですと!?
「露天はおれが一番もらいました!!」
ザブーン!
「落ち着いてください。風呂は逃げません。」
「ぱっくん。どれくらい浸かってられるか勝負!」
「絶対先輩には負けませんよーだ。」
「せんぱいの意地を見せてやる!」
「…のぼせないでください。特に朴。」
その呆れた顔は何ですか!!それくらいわかってますって!
次はどこにはいろっかなー。
あ、サウナまである。中には…。
「え。」
奏先輩と先生。
めずらしー…。
奏先輩が水風呂に入るなんて想像できないですけど。てか、先輩の水風呂入る姿なんて見たことないですけど。
…ん?先生笑いこらえてません?
「それ!!」
バシャッ
「ギャー!!」
「背中見せてる朴が悪いんだーー!www」
「そーだよーww」
冷たいッ!そんな思いっきり水かけなくても!もう…
「お返しだぁ!」
「わー!」
とバシャバシャ水を掛け合ってたら。
「いい加減にしなさい。身体冷えて風邪でも引いたらどうするんですか。」
「そーだぞ。男の看病なんかごめんだからなー!」
「「「ハーイ」」」
皆でもっかい露天風呂み浸かってからあがった。
温泉大好き。
やっぱり僕も日本人だったんだなー、って思い直した!!