第1章 序章
先生頑張ってくれたな。
なかなかいい旅館っぽいし朴もはしゃいでいるし。
…まあ俺もだけど。
ガラッ
「ようこそおいでになられました。」
女将さん!…にしても、若く見えるな。
「アキラ、朴。話に参加してください。」
きいてるっつーの。
「…以上となります。では、ごゆっくり。」
おお、だいぶ豪華っぽいところであることはわかった。
「先生!お風呂、お風呂行きたい。」
だよなー、おれも汗べたべただし。はいりたいなー。
「そうですね行きましょう。」
「えっ。」
「何ですか」
「いや泉がみんなと一緒に入るなんて珍しくね??」
「…わかりました。お先にどうぞ。」
「アキラっちょなんてことを!(泣)」
「そーですよ!みんなの前で手袋脱ぐことなんか珍しいのにー!」
うっ。もったいないことをした…。
「いーずーみー。お前汗めっちゃ汗かいてんのに無理すんなよ。皆で入るぞー!朴、タツキ。こいつを運べぃ!」
「あいあいさー」
「らじゃー!」
「ちょ、人を物みたいに扱わないでください!」
おぉ、そこ突っ込むか。