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短編集【リオン・マグナス】

第3章 お前がいない世界を体験してみた






「名前、お疲れ様。疲れたでしょう?」
「ただいま、マリアン。あたしは大丈夫だよ」









あたしはしばらく、ダリルシェイドのヒューゴ邸に戻っていた。
まぁ、この世界を行き来するなら、ここを拠点にするのが一番楽だしな。

そう思いながら休んでいると、マリアンから封筒を手渡された。




「あなた宛に届いていたの」
「サンキュー。えーと……ギルドの誘いか」



そういえば、スタンやルーティも今はこのギルドに所属していたな。
今回は、ウッドロウからの誘いだが。




「ギルド?」
「あぁ。バンエルティア号っていう船を拠点にしたギルドなんだ。今回は、そのギルドにしばらく所属しねーかって誘いだ」
「あら、そうなのね。せっかくだから、行ってきたらどうかしら?」
「そうだな、今はフリーだからな。たまにはいいか」





船ならば、船酔いが心配だな。
あたしはあまり船には強くないしな。

























あれ?
あたし、そんなに船弱かったっけ?























まぁ、用心に越した事はないと思ったから、ヒューゴ邸の書庫で船酔いに効く薬草でも調べる事にした。












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