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短編集【リオン・マグナス】

第2章 ねこねこ




「……………………ユーリ、名前の部屋で何をしている」
「りりりりりリオン!? いや、あのな、その……」


いきなりあたしの部屋に入ってきたリオンに、ユーリはこの上ない程慌てていた。
ていうか、鍵かかってなかったんだな(最後に閉めたのはユーリだから知らん)。
そう思っていると、リオンと目が合ってしまった。


「その猫は……名前だな?」
「にゃっ!?」

とっさにわざと猫語で喋ったが、それでもバレていて。
あたしをユーリから引き剥がして、だっこしてきた。

「ユーリ、そこで待っていろ。部屋から出たら命がないと思え」
「は、はい………」


怯えるユーリにドス黒オーラをかませながら、だっこであたしをリオンの自室に連行した。



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