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あなたへの想いを伝えたい【黒子のバスケ】

第7章 火神大我編


私は誠凛高校バスケ部のマネジャーである水城アリサ。
洗濯や掃除はもちろん、タオルやドリンクを練習してる人に渡したり、試合の記録をつけたり、時にはリコ先輩の横に居て、練習している風景を眺めたり……
部活動が終わると、火神くんと黒子くんと私の三人で、一緒に帰る。
―そんな充実している日々を送っているの。

ある日、部活動が終わり、マネジャーの仕事を終えると、門の前で火神くんだけが待っていた。

あれ?黒子くんは?
私はキョロキョロと辺りを見回した。

「今日は用事が有るとかで、先に帰ったぞ。」

火神くんは私から視線を外して言った。

じゃあ、二人で帰ろうか。
私は火神くんの左隣に来て言った。
火神くんは私が隣に来るのを見て、歩き始めた。
横から火神くんを見ると、あらためて身長がとても高く感じる。
初めて二人で帰る事になるんだね……

「そうだな、水城と二人きりなんてなかったな。」

暫くの沈黙。
普段なら黒子くんがいて、やり取りしてるのを私は眺めて笑っていたから、二人きりになると少し気まずい。
火神くんは沈黙に耐えられず、私に話して来た。

「なぁ、水城、ちょっと付き合ってくれねぇか?」

え?何?何処に行くの?
私が言ったら火神くんは

「何処でも良いだろ…?
変な場所に連れて行く訳じゃねぇから。」

と、火神くんの手が私の手を引き、いつものハンバーガーのお店に着いた。

「今日は何かおごるから、欲しいやつ注文してくれよな。」

私は、オレンジジュースが良いと火神くんにねだり、席を取るからジュースお願いねと頼んだ。
暫くするとジュースと大量のバーガーを手に、火神くんが私と向かい合って席に座る。

「待たせたな。
ほら、ジュース。」

私はありがとうとにこっとして言った。

「後で付き合って欲しい事がある。
……水城、良いか?」

私はいいよと火神くんを見てにっこりして言った。
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