第4章 青峰大輝編
*NG*
アリサ「もう…!」
アリサは舞台の上に上がると、青峰の服を引っ張る。
アリサ「早く降りてよっ!!」
青峰「ちょ、止めろアリサ!!
伸びちまうじゃねーか、離せよ!!」
アリサは怒る青峰の声も聴かずに、服をぎりぎりと、引っ張る。
アリサ「いーやよー!!」
びりびりッ―
服の裂ける音が体育館に響きわたる。
アリサ「……あっ………… 」
青峰「Σんなッ!?」
アリサは手のひらにある、青峰の服の破片を暫く見ていた。
アリサ「……ぷっ!クククク……」
青峰「何人の服を破って笑ってんだ!!!」
アリサ「青峰くんが粘るからほら、破けたよ。笑」
青峰はため息をついて、斜め上を見て言った。
青峰「お前、よく笑えるな。」
アリサ「え、何で?
面白いじゃん。笑」
青峰「お前が見事に破いたやつ、ライヴ限定Tシャツで、五千円したものだぞ?」
アリサ「……Σ」
青峰「五千円分、何か返せ。笑」
後日、アリサは青峰からにげたとか。