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お腹が鳴るころに(黒子紫原同級生夢)R15

第3章 合宿へいこう!


「今日は昼には海でバーベキューでもするかなと思ってるんだ」
「うわあ! 本当ですか!?」
「たまには思い出作りも必要だろう。肉はたんまり持ってきた」
「肉……」
「育ち盛りだからな、よく食べるだろう」
 少し胸を張る監督。
 まあ、男子って肉好きだけどね。
「よし行くぞ」
「はいっ」
 荒木監督に連れられて、あたしは部屋を後にした。翌朝。
目が覚めると、隣からすうすうという寝息が聞こえたので見てみると荒木監督が眠っていた。眠れる森の美女。真っ先にその言葉が浮かんだ。
 猛獣使いの、自らも強い美女。そんなイメージ。
 あたしがじっと見ていると、気配を感じたのか荒木監督が目を覚ます。
「あ、ごめんなさい監督起こしちゃいましたね」
「いや、もうそろそろ時間だろ。選手はもう走ってるものもいるだろうがな」
「午前5時ですよ」
「練習熱心なものは、そんなもんだ」
 正直あたしは寝不足で、くらくらする。
 でもまあ、布団で眠れただけ良しとしよう。
 荒木監督とあたしは連れ立って洗面所に行き、顔を洗った。
 そして部員の話に花が咲く。
「もうすぐ、IH後に新しい選手がやってくる。即戦力だ」

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