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お腹が鳴るころに(黒子紫原同級生夢)R15

第4章 ドキドキIH★


 なんで紫原に、あたしのこと好きにならないでって条件出しちゃったんだろう。
 今更ながらにすごく公開してる。
 あたしは準決勝を前にしてレポートをまとめていた。
 次はとうとうキセキがいる洛山とあたる。
 キセキのキャプテン、赤司征十郎。
 そしてーーたしか紫原が秘密を教えていた唯一のキセキ。
「紫原」
 あたしは部室に戻って、紫原を探した。
 真っ先にレポートを見せたかったから。
 すると彼の姿を目に入れることはできたものの、無言でどこかへ消えてしまった。当然後を追う。
 そのうち紫原が携帯をいじりだした。
 そして着信。
「もしもし、赤ちん? 来るの? こっちに。ウソでしょ」
 そんな声が聞こえた。
「まじ? 明日の放課後駅前で? わかったし、行くし」
 紫原の声だけが聞こえる。
 気になって仕方がなくて、明日はあたしも尾行することに決めた。
「……約束ぐらい、覚えてるし」
 そうつぶやいて紫原は電話を切った。
 あたしは彼に気が付かれないようにその場をそっと去った。 
 レポートは、監督に渡しておいた。
 先輩マネージャーもすごくほめてくれてうれしかった。
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