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お腹が鳴るころに(黒子紫原同級生夢)R15

第2章 陽泉高校バスケ部マネージャー!


「っ」
 クラスメイトがあたしによって来る。
「やっぱ付き合ってたんだね!」
「紫原のどこがいいの?」
「やっぱバスケが強いとこ?」
「案外顔?」
 好奇心に沸き立つ女子たちが、あたしを囲む。
「えーっと……」
 困っていると、頭上から大きな掌が伸びた。
「そこ、人の彼女困らせない~」
「あ、彼氏おはようー」
「おはよ~」
 そこにはあくびをする紫原がいた。
「おはよ~」
「おはよ……」
 なんだか気恥ずかしくて声が小さくなってしまう。
 目も合わせにくい。なんだこれ。
「オレのひとめぼれ~これでいい?」
「きゃーひとめぼれだって!」
「ロマンチックー」
 女子たちの言葉を無視して、紫原は席にどかりと座る。
 あたしもその横の自分の席におとなしく座る。
 ちらり。横目で彼を見る。
「ん? どしたの?」
「なんでもないっ」
 あらら? なんだかおかしいぞ。
 ……あたしもしかして紫原を意識しちゃってる?
 昨日の話を聞いてから?
 それとも、嘘でも彼氏になったから?
 …………ウソでしょお!?
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