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お腹が鳴るころに(黒子紫原同級生夢)R15

第2章 陽泉高校バスケ部マネージャー!


「うそ……でしょ」
「なにが~?」
「紫原の成績が上位から数えたほうが早い……だと」
「何気に失礼じゃな~い?」
「しかも一桁……」
「自慢じゃないけどオレ馬鹿ではないよ?」
 ありえない。こんなぼやーっとしたのがあたしより成績いいなんて。
「勉強頑張ってんだね……」
「いや? なんも? 真面目に授業受けてるだけ」
「えっ」
「オレ嫌でも目立つし? 赤ちんのアドバイスもあるけど……」
 ああ、あの中学の部長さんって人。
 確かに紫原が居眠りしてたらすぐばれるよなあ。
「もオレを馬鹿だと思ってたの?」
「えっと……まあ……はい」
「素直でよろし~。慣れてるからいいけどね」
 運動神経よくて勉強もできるとか、ハイスペックすぎるんじゃないかな、こいつ。
 あとは食欲さえ……普通なら。
 この性格は、たまらない人にはたまらないだろうから、まあいい。
 あたしは苦手だけど。
「よろしくおねがいします、先生」
「はあい」
 その日から、紫原はあたしの先生になった。 
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