第3章 コートの天使は舞い降りた
今日は入学してから始めての体育なのです〜
ちなみにバレーなのですよ
四限目なので、皆さんは先に帰ってお弁当タイムなのです
私は、少しバレーしたいから残っているのです。
ボールを出して フゥっと息を吐く
いつまで立ってもこの緊張感はぬけません
ラインから5歩大股で下がる
私が打つのはジャンピングサーブ
手に当たった時バァンッてしびれる感じが好き
これを習得するにはかなりの時間がかかった。
目を閉じて、ボールと会話する
本当に会話するわけじゃ無いけど、心を通わせるこの時間が好き
目を開けて、構える
飛んでボールを捉える時、そこは頂きの世界
私が昔毎日みていた憧れの世界
打ったボールは、エンドラインとサイドラインの角に落ちた
まだなまってはいない
けど…膝が持たない
もう時間だ…そろそろ教室に戻りましょう。