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(R18) 雑草ノ花 (弐) ─鬼灯の冷徹─

第7章 【パンチヒーロー】後編



相変わらずゲロマズイお茶を
顔をしかめて飲みつつ、
鬼灯様の言葉に耳を傾ける。

私は今、閻魔殿の最奥にある
鬼灯様の自室で
彼と机を挟んで座っていた。

「何か、これまで
不思議なことは
ありませんでしたか?」

例えば──

強い怒りを感じた時
ひどい悲しみに暮れた時

基本的に負の感情の力で、
私達は呼び起こされます。

彼はそこで言葉を切って
私の返答を待った。


「そういえば……昔、何度か」


ぽつりぽつり
思い起こす。
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