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(R18) 雑草ノ花 (弐) ─鬼灯の冷徹─
第6章 【パンチヒーロー】前編
「ひっ……や、だ
やめてっ……!!」
彼は待ち伏せをしていた。
誰の物とも知らない
木造の廃屋、その裏庭。
街灯の光も届かない
そこに、ただじっと
身を隠して・・・
「キモチワルイ!」
しまった。つい。
言ってしまった時には
時既に遅く、彼は
一瞬目を見張って
糸のように眼光を細めた。
「へー……ひでえ言われよう。
前はあんなにヨガってたのにな?
俺とするの、好きだったじゃん?」
急にどうしたの?
俺が何かしたの?
おまえは、おれのものだろ?
「……お仕置きだ」
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