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(R18) 雑草ノ花 (弐) ─鬼灯の冷徹─

第11章 終わりのはじまり



どうしてこうなった。

私は自分の身に降りかかる
カオスを処理しきれず
呆然と立ち尽くしていた。

目の前には魔法の城
となりには火山と海

お分かり頂けただろうか。

そう、──ここは
決して大声では言えない
あのランドである。

「どうして僕がひとりで
乗んなきゃなんないのさ!」

「ジャンケンで決まったことに
つべこべ言うんじゃありませんよ」

「やだね納得できない!」

岩っぽい山から
滝っぽい水が流れてて
木っぽい船で進む

そのマウンテンを前にして、

駄々をこねる神さま
それをたしなめる鬼

どう頭を捻っても
カオスでしかない。

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