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淡い恋心

第1章 愛情表現【跡部/N】



景吾は私を抱き上げて、生徒会室の奥へと移動する。
キングサイズのベットに私をそっと下すと、お互いの着ている物を全て剥ぎ取る。

「悠鬼、二人の時は名前で呼べって言っただろ?」

『……っ……慣れなくって……景……吾?』

「もう一回」

『……景吾』

「もう一回」

徐々に景吾の顔が近付いて吐息が当たり、唇が触れ合いそうな至近距離。
早く塞いで貴方で一杯に満たして欲しい。

もどかしい気持ちのまま、強請る様な目で景吾を見つめる。

『景吾……大好きっ』

「……っ……本当、お前は良い女だ。俺も悠鬼が好きだ……ん」

後頭部と腰に腕を回されて強く抱き締められれば、息苦しい程の口付けの嵐。
私達の間には隙間等ないくらい、お互いに酔い痴れている。

そして景吾が必ずしている事。

『景吾っ……もう』

「まだだ」

首筋・胸・谷間・太腿・お尻と色んな所に紅い痕を付けて行く。
自分のものだと強調する為に、痛いくらいの愛を感じる。

家でも露出のある服を着れないのが難点だが、私には景吾の愛情の方が何よりも大切で、胸の奥が熱くなる程に嬉しい。

「挿れるぞ」

満足したようで景吾は私の躰から口を離すと、自身を掴んで私の秘部に宛がう。

『……ひッ……あァぁあ!』

敏感になっているところに、太くて硬いモノが一気に突き挿入って来る。
慣れなきゃと思っていても中々慣れず、私は景吾の腕に爪を立ててしまう。

「ちゃんと掴まってろ」

『ん……景……吾っ』

そんな私に彼は機嫌を損ねる事なく、優しく額にキスをくれる。
力強い腕で包み込む様に抱き締め、それを合図にゆっくり腰を動かす。

毎日迫って来る彼だけど、最初から本能のまま激しい動きはせず私を想ってくれている。
そう感じれる程、彼の抱き方は壊れ物を扱うかの様に心地良い。

『やっ……そこぉ……あぁん!』

「ここか?……気持ち良いのかよ」

『ダメぇえ!……ふっ……んァあ!』

「イッちまえ」

それから何度も気を失いそう程、私達は躰を重ね続けた。
顔を向かい合って、時には私が上になり時には後ろから抱き締められる。
私を触る景吾の大きな手が・逞しい腕が・広い胸板がとても優しいからいくら求められても拒めない。

呆れる程、こんなにも貴方の虜。
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