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淡い恋心

第1章 愛情表現【跡部/N】



私は彼と氷帝学園中等部の頃に知り合い、同じ男子テニス部に所属していた。
彼から告白されて部長とマネージャーの関係から恋人同士に変わった。
高等部に上がって彼と何度か躰の関係を持つ様になってからは、所構わず迫って来る。

『景ちゃっ……やだ……こんなところで……』

「とか言いながら興奮してんじゃねぇか……ここも……溢れてやがる」

『あ!……ひゃぁんぅ……』

「でけぇ声出すなっ」

私の前には扉、後ろは彼 生徒会長の跡部景吾に挟まれて逃げられない状態。
腰をガッチリ掴まれてお尻には、制服越しに彼の硬いモノが当たって押し付けらている。
焦らされながら弱いところを刺激され、息苦しい体勢で顔を後ろに向けさせられると唇を塞がれてしまう。

彼は時間、場所を問わず毎日のように襲って来る。
良くあるのは生徒会室と彼の自宅の寝室。
そして生徒会室の奥には、態々彼が増設して作らせた部屋とベットがある。

今では人にバレそうな、スリルのある場所でも抱かれる事も多々ある。

『やぁ……もう……許してっ……バレちゃぅん』

「分かった、そんなに言うなら……今日は入れてやらねぇよ」

『えっ?』

私の下着を膝まで一気に下すと、景吾は自分のズボンのファスナーも下して大きくそそり起つ自身を取り出す。
それを私の股の間に入れて、太腿で挟み腰を動かし始める。
やっと意味を理解すると、前から見える猛々しい塊に感じてしまう。

まるで私にそれが生えている様で……

『あぁ!……動かないでぇ……んぁあ!』

「お前は欲しくないんだろ?……だったら俺だけイッても良いよな?」

景吾は器用に下半身の突起と割れ目に擦らせて焦らし、私をイカせない様にしている。

「欲しけりゃ……俺をその気にさせてみろ、悠鬼」

耳元で低く色気のある声で囁かれる。
私の弱い部分を知り尽くしてしまった彼は、いつも意地悪ばかりして来る。

昔はあんなに嫌いだった彼に、今ではもう逆らえない程依存している。

私は景吾の方を向いて彼の頬を優しく掴むと、背伸びをして唇を重ねる。

『んっ……頂戴、景ちゃんの……』

「たく……前はあんなに恥ずかしがってたのに、今じゃ欲の方が勝ってるか」

『景ちゃんのせいだもん』

「そうかよ」

彼はふっと笑って甘いキスを落とす。
もう余裕のない私と違い、景吾はいつも意地悪に私を弄ぶ。
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