第24章 歪んだ愛情表現Ⅱ【優一郎/B→N】
再び真っ赤な跡が付いた事でレンの表情は、嬉しそうに愛しいそうに微笑んでいる。
そして下半身に視線をむけると、レンが普段から耳に付けている紅い宝石の付いたピアスを外し、優一郎自身を掴むとそれを尖端付近にプスッと刺して付けてやる。
「これから毎日抱いてやる……お前は家畜ではなく私専用の性奴隷だ。逃れられると思うなよ、優」
散々出し切って元気の無くなったモノをピアスと一緒に一舐めし、眠る優一郎の頬に触れながら妖しく笑みを浮かべる。
レンの本心は優一郎をどう思っているのか、今はまだ本人すら自覚していない。
「はぁ……クルル様のナカが気持ち良くて、直ぐにでもイッてしまいそうですっ」
「私より先にイッてしまうの?こんなに立派なモノ持ってて私をイカせられないなんて、情けないわねぇ?」
「申し訳ありません。貴女が魅力的で善すぎて……あっ……」
「ダメよ。私をイカせてからイキなさい」
数日後、クルル様の寝室に招いて頂いた私は、クルル様に下半身に跨がれ夜のお相手をさせて頂いていた。
陛下の右腕として遣えてから何度も身体を重ねて来た。
幼く美しい容姿とは裏腹にクルル様の私を見下す目付きと口調は冷たく、しかしそれが私を興奮させる。
クルル様は業とらしくナカをキュウキュウ締め上げて私をイカせようとする。
陛下の言葉に私が逆らえる筈もなく必死に耐えていると、それが面白いのか余裕の笑みを浮かべながら激しく腰を打ち付けて来る。
「貴方、私に隠してる事はない?」
「私がクルル様に隠し事などする筈がありません……私は貴女の忠実な下僕ですから……くッ……」
「あら、そう?……なら、ちゃんと私をイカせなさい……レン……」
「……はい、仰せのままに」
クルル様にお相手して頂いている間、私の脳裏には私で感じ善がる優の姿が何度も映し出される。
優は私の性欲処理でしかない。
そう自分に言い聞かせる度に、私の胸中がズキッと痛むのは何故なのだろうな……