第24章 歪んだ愛情表現Ⅱ【優一郎/B→N】
「……何で俺なんだよ……」
「何?」
「何で俺にこんな事するんだよ!俺は人間でお前の敵なんだ!……普通しねぇだろっ、吸血鬼は人間を家畜としか思ってねぇくせにッ……」
「あぁ、人間は私達の食糧だ……愚かで弱いくせに無駄に歯向かって来る」
「無駄って……」
「私自身、不思議で仕方が無い……何故お前一人にこんなにも執着しているのか。醜い人間等素手で触りたくないと思うが……優に触っている間は不快だとは思わない」
「……俺が好きなのか?」
「……私が好きだと言ったらどうする?逃げずに一生私の傍にいるか?」
「嫌だ!俺はっ「人間の貴様に拒否権も選択権もない。私の下で醜く善がって居れば良い」」
優一郎のナカが程良く慣れて来たところで指を抜くと、レンは喉の奥から低い声を出して自分の方が立場が上なのだと思い知らせる。
クルル様の右腕である私が、人間を好く訳がない。
しかし、この四年優の事を思わなかった日はなかった。
優一郎の首筋をペロっと舐めると、そこに牙を立てて血をゴクゴク吸い上げる。
少し飲んだところで牙を刺したままファスナーを開け、優一郎の尻穴にレンの熱く硬くなった塊を宛がう。
「やっ……め……」
「……優、私が欲しいと言え」
「言わねぇよ!……俺を家畜としか見てないお前に言う訳ねぇだろ!!」
「確かにそうだな、家畜に優しくする必要はないな……お前が素直にならないのなら、それ相応の対応をしよう」
「えっ?」
ー 一時間後 ー
「ぁあ゛!……もう無理ぃ……はぁあ!」
「お前は敏感過ぎだな、ここは破裂しそうな程紅く腫れている」
「外しッ……ふっ……んァああ!」
初めて受け入れた尻穴は一時間後には痛みから快感に変わって居り、優一郎自身の根元は拘束具でイカせない様に縛られている。
レンは優一郎のナカで三回は達しているが、相手は空イキばかりで頭の中は真っ白で何も考えていられない。