第23章 歪んだ愛情表現 Ⅰ【優一郎/B】
「あ゛!!……あぁあー!」
「あ、強過ぎたな……時間はたっぷりある。焦らずにやるか」
スイッチを一気に上まで上げてしまったので、優一郎は自分の腹の上に欲を吐きだしてしまう。
(勿体無い……)と色気を含んだ表情で、自分の唇を舐めるレンはローターの振動を微弱にする。
ー三十分後ー
微弱なローターの刺激を与え続けられた優一郎は、目からは涙を口からは涎を垂らしている。
それでもレンの欲している言葉は言わず、ずっと耐え続けている。
身体中ビクビク痙攣して、善がる姿はレンの下半身を刺激する。
が流石に厭きて来ると、自分の顎に指を添えて口を開く。
「優、良い加減観念したらどうだ?」
「くっ……お前こそ、諦めろよッ」
「まだそんな口が聞けるのか……子供のくせに。益々気に入った……嫌でも言わせたくなるな、私が欲しいと」
「言わねぇよッ……あァん!」
リモコンのスイッチを少し上げ、今までよりも少し強めに刺激を与える。
腰を浮かせて優一郎自身はローターと一緒にそそり立ち、玉袋はパンパンに腫れている。
気持ち良いのに苦しい快感に、顔を歪ませて感じている姿はレンを更に興奮させる。
「また吸って飲み干してやる……言え、優……私にイカせて欲しいと……私の口は気持ち良かっただろ?」
「あっ……あぁ……もうやだっ……」
椅子から立ち上がるとベッドに膝を付き、優一郎の上に覆い被さると耳元で熱い吐息を交ぜながら低く囁く。
優一郎自身を吸った時の様に耳朶を舐めて吸い上げ、太腿を厭らしく撫で回す。
「ほら、辛いだろ?……優しくしてやるから言え……私に触ってイカせて欲しいと」
「やだ……こんなっ……ふぁあ!」
「……優一郎」
「い、イカせっ……レンでイカせてっ……」
「それで良い……っ……」
優一郎は嫌そうな顔を見せるが、やはり快感には勝てず唇を噛み締めると、口を小さく開けて言いにくそうに呟く。
漸くずっと欲しかった言葉を貰えたレンは、ゾクゾクと何かが背中を走る感覚を覚え、優一郎の手足の拘束とローターを外し、両脚を持ち上げる。