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淡い恋心

第3章 従順なペット【跡部/N】



『違っ……景吾様……』

「兎に角、俺だけイければそれで良い……我儘なペットに褒美は要らなかったな」

悠鬼の両腕をネクタイで後ろに縛り、顔を上げさせると口内に自身を突き入れる跡部。
容赦なく喉の奥まで挿れられ、吐き気を覚える程に苦しい表情を見せる。

そして跡部は悠鬼の頭を掴むと、口内を犯す様に激しく本能のままに腰を動かす。

『んぅうー!……っゲホ……』

「悠鬼、忘れるな……てめぇは俺様のペットだ。俺に逆らう事は許さねぇ……お前は俺なしじゃ居られない躰にしてやる」

涙目で苦しがる悠鬼を見下す跡部の表情は、恐怖を感じさせ血の気を引く感覚が背中を走る。
しかし悠鬼自身、この男に惚れているのだ。

自分が支配されている、その感覚はもう快感になってしまっているのだ。

逃げられない。

怖い。

ペットでも傍に居たい。

もっとグチャグチャに壊して欲しい。

「出すぞ、全部飲み込めよ……っ……」

『んっ……んぅう!』

跡部が達する瞬間、自身を喉の最奥まで押し込められたまま口内に欲を出されてしまう悠鬼。
吐き気と息苦しさから解放されたい一心の悠鬼だが、両手は使えず頭を押さえられては抵抗も出来ない。

無理矢理苦い精液を飲ませられると、表情を歪ませてゲホゲホと噎せ返ってしまう。

「休んでる暇はねぇぞ、さっさと俯せになって腰を突き出せ」

『……はぁ……はい、景吾様っ……』

「俺とは繋がりたくねぇんだもんな、今日は特別に……ここを使ってやる」

『えっ?』

悠鬼は跡部の言う通り床に俯せの状態で腰を立たせ、我慢しっぱなしで大洪水の秘部を露にする。
しかし、跡部が指を入れたのは秘部ではなく、その上の尻穴だった。

それには驚いた顔を見せ、嫌々と顔を振る悠鬼。

「ここはまだ入れてなかったな?指一本でもキツい」

『いやぁ!景吾様!……そんなとこっ……んぅ』

「アーン?嫌がっているわりに、腰は動いてるじゃねぇか」

『汚いとこぉ……やぁん!』

「お前の初めては全て俺様が奪う……誰も受け入れられねぇ様にな」

跡部の独占欲。
それが垣間見えた瞬間だった。
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