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大嫌い

第2章 大嫌いⅡ -出会い-


?「何で泣いてんの?」
...声がした。
聞こえるはずない声が。勿論、その声に聞き覚えがない。
私しか知らないはずの場所に誰かがいる。
?「...?何があったか知らねーけどさ、一人で泣くのって悲しいじゃん?」
....冷静になって考える。確かにそうかもしれない。でも、もっと大事な事があるような。
あ、思い出したわ。
声が聞こえる方向を向き私は口を開く。
涙のせいで視界がはっきりとしない。でも、そこには人影が映っていた。
海央「あ、あんた誰?いつからいたの?何でこの場所知ってんの?」
?「質問多いな、弱ってんのかと思ったけどそうでもねーみただな...良かった」
クスリと微笑んだ人影、何が可笑しいのだろうか。
私は、ぼやける視界をはっきりとさせるため制服の袖で目を擦り涙を拭いた。
そこには、すらりとしていて少しネコ毛の髪の毛、前髪をヘアピンであげている。顔は整っていて美形を思わせる顔立ち。
思わず見惚れてしまいそうになる。
そんな雰囲気を漂わせていた。
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