第2章 恋というもの
ワカナside
《首から下げた赤色の宝石〈通信機器〉に向かって1人喋りかけている。》
ワカナ「今のところ順調です。」
イスナーン「そうか。では引き続きこちらのスパイとしてそちらにとどまってもらうぞ。」
ワカナ「はい。大丈夫です。」
イスナーン「奴らが大きな動きをする時は必ず報告を入れるように。隙があるようであればお前が奴を堕天させてもいい。」
ワカナ「分かりました。隙があればやって見ます。」
イスナーン「では引き続き頼んだ…《ピッ》」
ワカナ「ふぅ。…そろそろ寝ようかしら…」
《部屋に戻る》
ワカナ「…」《部屋では二人が起きて待っていた。》
ジャーファル「ワカナさん夜に一人で何か用でも合ったんですか?《疑うように》」
ワカナ「少し風に当たってただけだよ」
シン「そうか。まぁ危ないから一人では良くないぞ?今度からは俺も誘うこと!」
ジャ「いや、そうじゃないでしょ!!!」
ワカナ「ごめんなさい。今度からは気をつけるわ。」
ジャーファル「…《疑う目》」
シン「じゃあそろそろ寝ようか、朝起きれないぞ?ほらほらジャーファル君も早く寝ろよ〜」
ジャーファル「全くのんきですね…」
シン「ワカナも早く寝ろよ〜?」
ワカナ「うん…。」
《ベッドに入り》
危なかった…もしかしたらもう、ばれているのかもしれない。いや、まだ何も言わずにここに置いてくれるということは、ばれていないのかしら…?
《そんなことを考えながら眠りについた。》