第1章 出会い。
ワカナside
ワカナ「で、どこにいるの?黒の器は」
イスナーン「おや、やっと来られましたかワカナよ。黒の器はまだできてはおりません。大きな白の器を堕天させることで我々は大きな力を手に入れることができるのです。」
ジュダル「よぉ!ワカナじゃん。遅かったな〜俺はお前より先にでかい器の奴見つけたぜ!俺が先に見つけたんだから手ェ出すなよ?」
ワカナ「はぁ?もう堕天させたの?」
イスナーン「いや、まだだ。あちらには警戒されているからな。着実にゆっくりと事を勧めなくてはならない。…そこでお前を呼んだのだ。ワカナよ。」
ワカナ「え?なに?」
イスナーン「ジュダルはもう我々の仲間だということがばれているがワカナはまだ会ったこともない。そこを利用してシンドバット達に近づき堕天させるのだ!」
ジュダル「はぁ〜?あいつは俺が先に…!」
イスナーン「勿論お前は表からシンドバット達を攻めるのだ。そこに巻き込まれたように装いワカナはシンドバット達に近づく…これならばきっと奴らに警戒されないだろう。」
ジュダル「ふーんじゃあ俺はワカナに攻撃すればいいわけ?」
イスナーン「そういうことだな。」
ワカナ「えっ防御したらバレちゃうんじゃ!?」
イスナーン「この勾玉を肌身離さず持っておけ。これは魔力を一時的に止めることのできる石だ。これをつけている間お前はただの人間に過ぎん。」
ワカナ「ふーん…ってそれじゃ…下手したらジュダルに殺されるんじゃ…え?」
ジュダル「手加減のやり方わかんねぇからとりあえず逃げれば?…サルグアルサロース!!!」
ワカナ「え!?ちょ!、キャァァァア!」