第3章 告白する勇気がないだけです!
宏「……。」 舞「……。」
杏・尚「空気重いー…。」
ま「おい、尚也君と杏奈君。君たちのレポートに少しおかしなとこあるんや。ちょっと直してくれ。」
尚「あ、わかりましたー。」
杏「じゃあ尚也、下の教室で一緒にやろ?」
尚「え、あぁ、そうするか。」
タッタッタッタ……
宏「……。」 舞「……。」
宏「……。」 舞「……。」
宏「……なぁ、舞。」
舞「ん、なんだ?」
宏「あ、その、えー、何してるんだ。」
舞「血液疾患のこと、まとめてるだけだ。」
宏「あ、そか。」
舞「うん。」
宏「……。」 舞「……。」
舞「宏、今さ、絶好のチャンスだよね?」
宏「え、なにが?」
舞「……やっぱりいい。」
宏「…そか。」
宏「……。」 舞「……。」
このあと、沈黙が続くのは言うまでもなかった。