第2章 全ての始まりの2歩
しばらくして
アラジン君が林檎を貰えなくてシュンと
していたのだが
貴方「(ん?アラジン君が動き出した…
もしかして…)」
ニヤリ
次の瞬間俺の予想どうりアラジン君は
ブーデルの胸にしがみつき
アラ「おじさん……
おじさんは…ふしぎだね…」
アラ「どうして男の人なのに…
おっぱいがついているんだい?」
といい放った
アリ「こらぁぁぁぁ!!」
貴方「ブフォ」
アリババ君が怒鳴ると同時に吹いた
アリ「スンマセンっっしたーっっ!!!」
貴方「クッ」
アリババ君がブーデルに踏まれている隣で
俺は必死に声を抑えた
アリ『馬鹿野郎!!』
アリババ君の怒鳴り声が響く
アリ「てめー…このクソガキが…
あの人を誰だと思ってんだ…」
貴方「(ただの豚だろ)」
アリ「かの有名な、ブドウ酒造の大豪農
ブーデル様だぞ…お゛?」
貴方「別に良いんじゃないですか?
あの人本当に肥えた体してますし…」
アリ「ア、アオバ!」
貴方「だって先輩、本当のことじゃないですか〜子供は素直なんですよー?」
アリ「だけどな、俺の」
ブー「運転手いつまで休憩させる気だ〜」
アリババ君の言葉はブーデルによって
遮られた
アリ「ハイ、ただいま〜〜〜!」
ヘラっと笑ったかと思うと一変
凄みのある顔で
アリ「今度ナメたマネしたらぶっ殺すぞ」
バチッ
アリババ君と目があった
アリ「ったく…アオバ」
貴方「なんですか?」
アリ「俺はこんなガキのせいで人生設計
崩されたくねーんだよ…」
貴方「先輩の邪魔はしたくありませんでも…先輩見てると悔しくて…先輩だって頑張ってるのに…」
ポン
頭の上に温もりを感じる
アリババ君が俺の頭に手をおいている様だ
貴方「先輩?」